2014年12月30日火曜日

家族

オーダーを頂いていた箸と箸置きが出来上がりました。

箸袋は妻に作ってもらいました。
3人分の箸袋にポケットが6つ、なぜかと聞くと家族が増えてもいいように、とのことでした。
妻らしい発想だなと思いました。

箸には星を3つ、箸置きは葉っぱと花をモチーフにしたものをという依頼でした。

箸には、楢(ナラ)、槐(エンジュ)、クルミの木を使いました。

お父さんの箸 楢の木は、どのような強風が吹いても倒れないと言われてます。

お母さんの箸 槐の木は、縁を授かるで縁授、延寿など縁起を担いだ木です。

お子さんの箸 クルミの木 手にふれる感触でクルミの木を選びました。


箸置き いくつもの花が一つに集まって咲いている姿から
「家族の結びつき」 を象徴する紫陽花をモチーフに選びました。

普段、どちらかというと強度や耐久性などのことを一番に考え、使う木を選んでいましたが、近頃は、その木の持っている意味を大事にしてもいいのではないか、と思うようになりました。

その人(使い手)にとって、
一番大事なことって何だろう、と考えるようになったからです。

この箸を渡すあの人の気持になって、受け取った方の幸せを願って。






2014年12月23日火曜日

フォーク

ある日、森の中、クマさんに、出会った、フォーク♪

こういうのもまた面白いかな。

2014年12月16日火曜日

屋久島の木たち

屋久島の森の旅人 健太さん奈央さんから屋久島の木たちと牙が届きました!

黒っぽい木が、まだ学術的に解明されていない炭化したnociw wood(健太さん命名)

「ジュンくんならきっとこの木たちを活かしてくれると思い、あと、屋久島の木の素晴らしさを体験して欲しい」と、健太さんが、山桜、栂、檜、屋久杉も入れてくれました。

 屋久島の木霊たち、ここまで来てくれてありがとう。


健太さんと奈央さん、ありがとう!





2014年12月10日水曜日

スプーン

前回、作ったスプーンを踏まえて次への展開。




2014年9月28日日曜日

寄り添う


友人の結婚のお祝いにと、ご注文頂いたスプーン。

旦那様は、ウォールナット
奥様は、エンジュ

材は違いますが、仲が良さそうです。

2014年9月25日木曜日

探求


5年前、木彫りの羽の製作に挑戦しました。

「いつか作ってみよう」
頭の中では出来上がっていた羽のイメージ。
彫刻刀を持つ手を動かす度に、何度も描いた羽のイメージで気持ちが熱くなりました。

しかし、
出来上がったものは僕の熱を一瞬にして奪っていくほど散々なものでした。
当然、僕の力不足もありました。

けれど、一番ショックに感じたことは、木では思い描いた羽の質感を作ることはできないんだと思ってしまったことです。

それから、作品に感銘を受けた根付師の齋藤先生の下で基礎的なことを学びました。
木彫りをしてきた僕にとって、根付での木のアプローチの仕方に衝撃を受けました。

そこから、僕は少しずつ羽の試行錯誤を繰り返し手応えを掴んでいきました。

そして、ここ最近作った一連の羽は、あるきっかけから再び挑戦し作ったものです。

2014年9月15日月曜日

修理、受け付けてます

数年前に作った髪留めです。

持ち主の方がアフリカを旅していた途中、ビーズが割れてしまったとのこと。

修理で手元に届いた髪留めを見て、とても嬉しくなりました。

木の柔らかい光 大切に使っていてくれたんだなとわかりました。

そして、未だ自分の未熟さを切々と感じながらしているものづくり。
ひとつ気づいたことがありました。

それは、その時にしか感じられない、その時にしかつくれないものがあるのかもしれないということです。

その時そこに在った気持ちの表れ。その時の精一杯の仕事。





2014年8月3日日曜日

新しい場所






今日はとても嬉しいことがありました。

今年の4月にオープンしたセレクトショップ「mandore」さんに、
yagateの木彫りを置かせて頂くことになりました。

場所は、長野県の上諏訪。

長野県出身の僕にとっては、とても嬉しいことです!

店内にはオーナーの小平さんが海外で買い付けてきた古着や雑貨、作家さんの作品が
とてもセンスよく並んでいます。

そして、店内の隅に置かれたテーブルでは、
海外の瓶ビールとオーナーお手製のチャイを飲むこともできます。

これから、yagateもmandoreと一緒に楽しいこと、
実のあること、共有していけたら、と思います。

僕たち夫婦もいっぺんで好きになったmandoreと小平さんに、
皆様会いに行ってみて下さい!

〒392-0003 長野県諏訪市上諏訪1753-3 TEL.0266-78-3166 FAX.0266-78-3167






2014年8月1日金曜日

眼差し



亡くなった師匠はよく好んでニマを彫っていました。

僕は師が彫ったニマが大好きでした。

そこにいつも、木を尊敬する師のまなざしがあったからです。




 木を尊敬するってどんなことだろう?

その問いに、僕は木を彫ることで答え続けていきたいと思うのです。



2014年7月5日土曜日

髪留

彫刻刀を研ぎ、彫り台の前に。

シュっシュっと削った木の断面の中に、研ぎの成長を感じています。






2014年7月3日木曜日

旅を終えて



カナダにいる間、僕の木彫りを手にした方からの感動のメールを頂いたり、前から欲しかったと鎖彫りを購入してくださった方の話を聞いたり、早く日本に帰って彫らなきゃと嬉しい気持ちでいました。

そして、僕はとても勇気付けられました 。



カナダの旅は、僕が10数年前から持ち続けた夢であり計画でした。

どうしても会いたい人たちがいて(ファーストネーション、イヌイット)、自然や動物、土地に惹かれて、そこに深く関われる仕事をしたいとずっと思っていました。
その時にはまだ、木彫りにも出会っていませんでしたが、強い思いだけはずっと僕の中にありました。

木彫りに出会ってからは、これがどこかでそこに通じる道だと信じて、とにかく必要であると思うことは師を求め学び続けてきました。

そして、今年に入り一つの機会が巡ってきました。

あるファーストネーションのアーティストが、僕に会ってくれるとのことでした。

ぼくにとっては、本当にベストのタイミングでした。
ここ数年ある一つの問いが、木を彫りながらずっと僕の中にありました。
人と彫刻との関わり、どのような役割を担っていたのか。

それを、尋ねてみたかったのです。

僕は、急遽、カナダへ行くことを決めました。

結局、そのアーティストには会えませんでした。
その方の仕事がものすごく多忙な時期に入ってしまったことや、僕のタイミングが合わず。
が、ずっとこの旅のサポートをして下さったヒロさんのおかげで、幸運にもあるトリンギット族のアーティストに会うことができました。 UBCの博物館で、その方の作品にとても惹かれていたので、出会えたときは本当にうれしかったです。


さらに幸運だったのは、その方の個展と重なり滅多に見ることができない作品をこの機会に観れたことでした。心の奥底でグッと惹かれる、UBCの膨大な作品数の中、この方の作品に足が止まって惹きつけられた。この感覚はどこからやってくるのか。

人の多さに圧倒されつつ、最後の最後で、そのアーティストに質問することができました。
僕のつたない英語にも関わらず、真剣に耳を傾け聞いてくれました。

彫刻する上で、最も大切なことは何ですか?

自分たちの歴史、文化、精神、あらゆることを学び続けなさい。
そこから生まれ出てくるものが何よりも大切なことだよ。

A ture artist learns foever


これから製作開始です!









 






2014年5月19日月曜日

遊楽民へ

先日、静岡の浜松市にある遊楽民へ、木彫りを届けに行ってきました。

髪留め、スプーン、木べら、鎖彫、石入りのペンダントです。

是非、手に取って見て頂けたらうれしいです。

もちろん、遊楽民で通信販売もしていますので、どうぞご利用ください。




ひょうたんランプと手づくり雑貨のお店、遊楽民で生まれた作品のあれこれをご紹介。 
ひょうたんランプ /ハンドメイド /雑貨 /古道具/ディジュリドゥ などなど 
〒435-0046 静岡県浜松市東区丸塚町282 
Open 11:00 Close 19:00  営業日 金・土・日・月 
TEL&FAX 053-571-0703 
P4台 ※カード利用不可








2014年4月16日水曜日

ひとりごと

先日、根付師の齋藤先生から、デッサンやそれに取り組む姿勢について、お叱りをうけ自分のことを見つめ直す機会を得ました。

結論から言いますと、僕は齋藤先生に甘えていたんだなと気づきました。

8年前、僕は木彫りの師である幸次さんとの数年間の時間の中で、僕自身がこれから作っていきたい核心のようなものを見つけました。

それを形にするにはどうしたらいいのか。
そんな時に、齋藤先生の造形に出会い深く感動しました。
それから 1年間、その核心を形にするため何が必要なのか自分自身に問いかけ、齋藤先生の門を叩きお願いをしました。

「先生の下で、勉強させて下さい!」
何がなんでも先生の下で学びたいという強い気持ち、言葉はたどたどしかったですが、僕の話を聞いて下さいました。

先生は僕の気持ちを汲み取って下さり、技術ではなくものを作る上で土台となってくれる力、
デッサンを僕に勧めてくれました。


あれから4年、今回先生に送ったデッサンをきっかけに、僕は自分が作ろうとしているものの基礎は学んでいたのだと気づきました。

後は、自分で考えに考え抜いて、ひとつひとつその答えを出していくしかなかったのです。

それを先生に求めてしまっていた自分が恥ずかしくなりました。

そして、先生が何度も言っていたデッサンの真意も少しずつわかり始めました。

先生が言うデッサンは、そのものの本質を見極め自分の中にある「詩」を明らかにし、彫り台に向かう前に360度しっかりそれを頭に叩き込む一つの手段、なのではないかと思いました。

とにかくこれから僕がやっていくことは、一つの作品に対する情熱と自分が得た核心を形にしていくことなのだと思いました。

ひとりごとですみません。


2014年3月18日火曜日

2014年3月16日日曜日

wonder

 
 
作業中、ちょっとした思いつきや、彫る力加減、
それによって起こる木の微妙な変化に出会うたび、
何とも言えない喜びに満たされることがあります。
 
子供の頃、森を探検したあのワクワクとした気持ち。
 
一時期、様々なことが重なって体調を壊したことがありましたが、
そのことがあったおかげで、今は目の前のことをより楽しむ工夫が出来るようになりました。
 
 
遠いところを見過ぎていたのか、
目の前で起こる小さな驚き、発見、
その可能性に、今は夢中になっています。
 
 
 
 
 


2014年2月26日水曜日

石入り




毎回、目標を持って目指したものが見え始めた瞬間、
心臓がバクバクして、彫刻刀を持った僕の手は震える。









2014年2月23日日曜日

オーダー

 
 
温かく優しく包みたい。
 
そんな想いを込めて彫りました。
 
 
 

2014年2月4日火曜日

光と影、自然の作用っておもしろいな。
 
 
 

2014年2月1日土曜日

お店の紹介

お店の紹介です。

お店の名前は、チェチェメニ。

店主のくまちゃんが作る自家製天然酵母パンや自然食品を扱うお店です。

山梨県 南巨摩郡 富士川町 十谷3715
tel 0556-48-8375

10:00~18:00 

営業日(火、水、金、土)


パン好きのくまちゃんが作るパンは、日にちを経ても、とても美味しいパンです。
焼き菓子もとてもおいしいです。
是非、ご賞味ください。
(国産麦100%、卵、乳製品は使っていません)


ちなみに、くまちゃんはプロのパーカッショニストです。
僕はリズム感がないと勝手に思い込んでいたけれど、
くまちゃんと一緒にアフリカ太鼓を叩くうちに「そんなことたいしたことじゃないよ」と、
僕の意識を音楽の楽しさに向けさせてくれた人。
楽しくて、家でも叩いている自分にビックリです。
音楽の楽しさを教えてくれたくまちゃんに感謝です。







2014年1月29日水曜日

木べら




木べら、完成です。

つくる時間は楽しい時間。







2014年1月14日火曜日

改めて

改めて、ちょっと長いのですが、自己紹介をさせて下さい。


僕は今、木を彫ることを仕事にしています。

ですが、僕自身もともとものを作ることが好きだった訳ではありません。
小学校の工作の時間「みんなができるのに、なぜ、自分はできないんだろう」
不器用なことがずっとコンプレックスでした。



25歳のある日、木彫り職人 故・藤戸幸次氏の作品に出会いました。
作品が置いてあるショーケースのガラス越しで、動けませんでした。
その時の感動が、その後一年間ずっと僕の背中を押し続けました。
「これを作った人に会ってみたい、だけど...」
「こんなものを作れたら、でもこの年齢で職人の世界に入るには遅すぎるかも...」
会ったことも、どこにいる人なのかもわからない。
たとえ会えたとしても何もやったことのない僕に「木を彫ってみたいです」とは言えない。
「手先が器用だったら...」

無いものをねだったり、言い訳をしたり、やる前から諦めたり、どうせ僕なんかと思ったり、いろんなことを考えた一年間、それでも、心のどこかで僅かな可能性を信じて、いつでも探しにいける資金を貯めた一年間。

そんな時にある写真家の生き方と言葉に僕は励まされました。

彼は、友人の死を通して、限られた時間の中でどのように生きていくのかを模索し、ある日、それを見つけました。

それは、好きなことをやっていこうという「強い思い」でした。

やがて、彼はアラスカを舞台にした写真家となりました。



北海道へ行く数日前、今までにこれ以上ないという覚悟を決めて、
Agueさんのお店(師匠の作品に出会ったお店)に話をしに行きました。

自分の気持ちと覚悟を話すと、agueさんは真剣な眼で僕の目を見て、
「北海道の阿寒湖へ行って、手当たり次第人に聞いてみな。もしかして会えるかもよ」
僕の覚悟を試すように、厳しくも温かく僕の目を見て言いました。そして、誰よりも真剣に僕のことを考えてくれました。

大まかな場所で不安を覚えましたが、気持ちは「行く」と決まっていました。
どこかで馬鹿げたことだと思う自分に、バカみたいに真剣になって歩く姿を見せよう、そう思いました。

北海道へ行く前日、友人が壮行会を開いてくれました。
押し寄せる不安と恐くてたまらない気持ち、少しの間忘れることができました。


「この木彫を作った人を知りませんか?」
阿寒湖で聞き回ったこと。

藤戸幸次さんに、本当に出会えた時の何とも言えない気持ち。

「弟子にしてください」としか言えませんでした。
今までにもそう言ってきた人が何人かいて、その度に断ってきたこと。
そして、僕も幸次さんに断られました。
「いやまいったなぁ、ビックリしたべやぁ、ここまでしてきたのは...いなかった。いやぁ、どうするべぇ」少し困った表情をし頭を掻きながら言いました。

とりあえず、民芸屋さんで働きながら、機会を待ってまた幸次さんに頼むつもりでした。
ところが、民芸屋さんのオーナーが、幸次さんに掛け合ってくれました。
店先で木彫りの実演をしてもらうことで、僕と幸次さんとの時間を作ってくれたのです。
夢みたいな話でした。

「お前は俺の弟子じゃない」そう言いながら、いろんなことを教えてれました。
「いいかい、俺たちは木の機嫌を伺いながら、木に彫らせてもらうしかないんだぞ」
「汚い仕事をするんじゃない!いいかい、ここが大事なんだ。今は遅くてもいいから丁寧に丁寧に彫るんだ」
「一回雑な仕事の仕方を覚えると、これからずっと雑な仕事しかできなくなる」

それから北海道を離れ、数年後「俺に会うためにここまで来てくれたあの時のこと、ほんとに涙がでるくらいうれしかった」「あいつはおれの弟子だ」
生前、幸次さんが妻にこっそり言っていたことを後で知りました。


今となれば、不器用であることに劣等感を感じることはなかったと思うようになりました。
何度も何度も繰り返さないとできるようにならなかったことは、大切なことを育むのに必要な時間だったのだと思いました。そして、それが僕の力なのだと思いました。

今も、勇気を与えてくれて、少しの可能性を信じることの大切さを教えてくれた色褪せず僕の中にいるいろんな職業のヒーローたち。

僕は、そんな仕事がしたいと木を彫ってきました。木を彫る喜びを教えてくれた師匠はもうこの世にいないですが、師が遺した道具は僕の手の中で可能性を探して生き続けています。



長々と長文を書いてしまいましたが、読んでくださってありがとうございます。


 











2014年1月10日金曜日

柄作り

妻に「柄が壊れたから直して」と頼まれ、スプーン作りで出た端材でお玉の柄を作りました。

アクセントに模様を彫り

漆を塗って完成。

これからまた、お玉との長い付き合いが始まります。
道具は職人の魂。
妻はこれで何をつくってくれるかな。