オーダー頂いていたピアスが完成しました。
このピアス、実は2作目になります。
前回作ったピアスは、依頼者にアレルギー反応がでてしまったのです。
「せっかく作ってもらったのに…」と申し訳なさそうなメールをもらい、そのことを知りました。
依頼者の方も、天然木でアレルギー反応が出たのは初めてのことでした。
正直、何がアレルギーの原因だったのかはわからないと言っていました。
使った材は、シャム柿という削るのは少し大変ですが木目の美しい木でした。
シャム柿についていろいろ調べたところ、 人によってはアレルギー反応がでることが分かりました。
大きく穴を開けた耳に直にはめ込むこと、その密着性の高さ、人によってはアレルギー反応が出てしまうのかもしれない。使う材を誤りました。
既に薬で完治しているとのことでしたが、申し訳ないことをしてしまいました。
そして、その方から頂いたメールの最後の一文に驚きました。
僕にもう1度違う木でピアスを作って欲しいという依頼だったのです。
正直、返事に困りました。
他の木を使っても、もしかしてアレルギー反応が出てしまう可能性があるかもしれない。
しかし、他の材ではアレルギー反応がでなかったという確証を頂いたこと、問題のピアスをとても気に入ってくれていたこと、そして、熱意に打たれました。
今回のピアスは、前回のものと雰囲気が似た縞黒檀を使い、希望を受けてサイズをさらに大きくしました。
前回頂いた喜びではなく、2つ目のピアスを頼んでよかったと、喜んでもらえるような嬉しくなるようなものを目指しました。
きっと、それが今、僕ができる仕事。
前回のピアスは、依頼者がお洒落な方だったので、ボタンに加工しました。
「うつくしい!」
そして「あたたかい 」
とても喜んでくれた依頼者の言葉に、自分の仕事をしたと思えたのでした。