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2018年4月10日火曜日

展覧会を終えて

今展2回目となったヒナタノオトさんでの展覧会を、無事終えることができました。
お越し頂いた皆様に、心から感謝いたします。

この展覧会を通して、期間が経っていても心に留めて下さっている方々の存在を知り、ものづくりを続けていく糧を頂いたような気持ちになりました。
新たな人との出会いもまた励みになりました。

ある方が、先人の北海道の熊彫りたちは(熊を彫る人)、自分たちの心の中にいる熊たちを彫っていたことを教えてくれました。
熊撃ちが供養で彫ったものや、カムイとして畏敬の念を込めて彫ったアイヌの人々の熊など。
僕の心模様で彫ったクマたちを受け入れてくれる方々がいてくれることの幸せ。
熊彫り、それは僕の人生の中で出会った大切な仕事です。

次回、ヒナタノオトさんでの展覧会は、来年の11月になります。




2016年12月12日月曜日

出展を終えて

 「Agariyashiki Winter Exhibition 2016」前期、後期ともにお越し下さった皆様、ありがとうございました。

今回出展した「ギャラリー上り屋敷」さんとの出会いは、2015年に出展した「工房からの風」がきっかけでした。稲垣さんがくれた言葉に力をもらい、クマを彫ることに真剣に向き合った展覧会。
とても充実した気持ちと初めての不安な気持ち。あの時、声をかけてくれた若原さん(ギャラリー上り屋敷のオーナー)には、とても深い感謝の気持ちがあります。

今回の展示に向けて「今後の作品作りの糧になるような挑戦の場として、使ってもらえれば…」と、仰ってくれた若原さん。

今回はアザラシにも取り組み、クマたちも小さな挑戦を試みました。

 そして、初日から最終日まで、皆様のおかげでありがたい気持ちに包まれる時間を過ごさせて頂きました。


また、編み物作家 殿内みつ子さんの独自の表現を見て、編み物の奥深さに驚きました。
ご一緒できたこと、感謝しております。

また来年の秋頃、上り屋敷さんにて作品の展示をさせて頂きます。
若原さん御夫妻に展示の良きアドバイス頂いたので、来年もまた、楽しみにしていて下さいね。


ありがとうございました。



2016年9月25日日曜日

こんなことありました。

高速道路のドライブ旅をお手伝いする本  N Driveさんから取材を受けました。
配布エリアはこちらから。 

写真は、毎年、アラスカに通い続けているというカメラマンさんが撮ってくれました。
カメラを構え、クマを撮るカメラマンさんの、レンズ越しに微笑む姿を見て、
僕はなんだかとても嬉しかったです。

そして、拙い僕の言葉を、ライターの方が丁寧に聞き取って下さり、シンプルにまとめてくれました。

2016年8月29日月曜日

初個展を終えて

大住 潤 初個展 お越し下さった皆様、暑い中、雨の中、ありがとうございました。

また、作品をお買い上げ頂きました方々、
会期中の展示をご了承頂きましてありがとうございます。感謝しております。

わざわざ遠方からいらしゃった皆様、とても嬉しかったです。ありがとうございます。

そして、ヒナタノオトの皆様、このような機会を設けて下さり、
また作品を大事に扱って頂きありがとうございました。


僕は星野道夫さんのエッセイを読み、生きるということを真剣に考えるようになりました。
「限られた時間の中を生きている」と語っていた星野さんの切実な体験から出てくる言葉は僕の心に沁みて、読む度に僕は、本当にやりたいと思うことを大切にしよう、と思うのでした。

でも、はじめの行動を起こすときはいつも、不安と希望の間を行ったり来たりしていました。

木彫りの師匠に出会い、初めて彫刻刀を持って木を彫った時、「間違った」と思いました。
こういう作業は、器用な人じゃないとできないと感じたからです。
北海道に熱い想いを持って師匠を探しに行き出会えたのに、「木彫」は自分には向いていないことに気づいて、その時はとてもショックを受けました。

ですが、憧れの師匠が目の前で木を彫っている姿に、自分もこうなりたいと励まされ、
’ただ好きな気持ち’を大切にコツコツやってきました。

木彫りの師匠が亡くなり、道に迷っていた僕に、彫刻とは何なのかを教えてくれたのが、根付彫刻の師でした。
ある展覧会でその師が彫った根付彫刻に出会い、その造形の哲学的な美しさに感動しました。
探し求めていたことが、そこにあるような気がしました。
そして、その師の下で学びたいと思い始めていた僕は、1年間考え、
今日こそはと電話の受話器を取るのですが、結局かけられず・・・という日々を1ヶ月過ごしました。

そんな時に、星野さんの言葉は、再び深く僕を勇気づけてくれました。
「大切なことは、出発することだった」と。

緊張しすぎてかなり言葉はたどたどしかったと思うのですが、僕の真剣な想いに、師は静かに耳を傾け、直接会って話をしよう、と言ってくださいました。

緊張から解放され、僕は、喜びで満たされていました。


本当にやりたいことを大切にしようと「生きてきた」10年間の時間が、今、僕にクマを彫らせてくれています。

そして、それを喜んで下さる方、楽しみにしていて下さった方に、初個展の場で出会うことができたこと、幸せに思い、その時間を共に歩んでくれた妻に特別な感謝をしています。





2016年5月31日火曜日

出展を終えて

クラフトフェアまつもと2016、無事出展を終えることができました。

お越し下さった皆様、クラフトフェアまつもと実行委員の皆様、
昨年の出展から一年越しの想いで来て下さった皆様、
2日間ありがとうございました。

この2日間、クマを見て下さった皆様一人一人の笑顔が、
とても嬉しかったです。

そこからまたひとつ、クマのイメージがぼんやりと浮かんできました。

生命あるものの愛おしい想い、それを形にしていけたらいいなと思います。

次は、ヒナタノオトさんでの個展に向けて制作に励みたいと思います。

2日間ありがとうございました。






2016年4月26日火曜日

作品展を終えて

高尾にある蕎麦屋「杜々」さんでの作品展、おかげさまで無事終えることができました。

お越しになって下さった皆様、ありがとうございました。

そして、僕たちの代わりにたくさんの宣伝をして下さった方々にとても感謝しています。
今回、自身初めての作品展、その方々の温かい力に支えられ、出会いに恵まれ、彫る力をもらった作品展でした。


7年前、師匠が遠くの宙にいき、道に迷っていた僕をさらに深いところに導いて下さった根付師の齋藤先生が、今回、祝いの言葉とともに、こんなことを言ってくれました。

今回の作品展を通して、
「自分とは何なのか、そのことを考え知っていくこと、
それがこれから、じゅんちゃんの作品の深みとなっていくと思う」


杜々さんで初めての作品展、ここで出発することができてほんとによかった。
「マキコランド森の学校」の真喜子さんたちがお祝いに作ってくれたお餅、気持ち、おいしくとても嬉しかったです。
3日間ありがとうございました。


次回は
5/21-5/29クラフトステーションギャラリー展「てのひらに」に出品、
5/28-5/29「クラフトフェアまつもと2016」に出展します。

出展まで約1ヶ月、作品作りに励みたいと思います。


ありがとうございました。


2015年6月6日土曜日

魔法のコート



今年の2月、酒寄剛史さん(さをり織り作家)とようようさん(羊毛作家)の2人展で披露された
「特別なコート」

その特別なコートに合わせるボタンを僕は鹿角で作りました。

そのコートが辿りついた場所は、吉祥寺にあるお店「Dear Moon 」さんでした。

「特別なコート」への想いが綴られたDear Moonさんのブログを拝見してから、僕はずっとオーナー夫妻に会ってみたいと思っていました。

そして、先日のクラフトフェア松本に、Dear Moonの中嶌さんご夫妻が
会いに来て下さったのです。

しかも、写真でしか見たことのなかったあのコートを連れて。

そしてそのコート着させてもらい、羊毛の感触や織り手の想いを感じて、
何だかとても嬉しくなりました。

中嶌さんご夫妻にお会いできたこと、
コートを実際に見て着られたことだけでもすごく嬉しいのに、
さらに、サプライズプレゼントがありました。

それは、「魔法のコート」と書かれた一冊の本でした。

中嶌さんご夫妻が、僕たち作り手のためにこの本を作ってくれたのです。

その本の中身は、特別なコートを着た方たちの笑顔。
僕の知らなかった笑顔。
 
1ページ、1ページに書かれた中嶌さんの想いのこもった言葉たちに、
僕は励まされました。


そして僕は心が動くとき、ある人の言葉を思い出します。


”例えば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろう。

もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えよう。

写真を撮るか、もし絵が上手かったらキャンパスに描いて見せるか、
いややっぱり言葉で伝えたらいいのだろうか・・・

いいや、それは自分が変わってゆくことだ。

その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことなんだ。”


僕もそんな風に伝えられるようになっていきたい。








2015年6月1日月曜日

松本クラフトフェア出展を終えて

今回、初めて松本クラフトフェアに出展させて頂きました。

先ずは、お越しになって下さった皆様、松本クラフトフェア関係者の皆様、
どうもありがとうございました。

このような多くの方の目に触れる場で、作品を出すことは初めての経験でした。

作品作りでナーバスになることもあったのですが、 見て下さった方たちの感想や感動したという言葉を頂けたこと、遠くから会いに来て下さった方たちの嬉しすぎる気持ちをもらい、これからの励みになりました。

8月、東京で彫像作品を数点出品する予定があります。
詳しいことがわかり次第、改めてお知らせします。

その制作に向けて、皆様から頂いた嬉しい気持ち、彫像に込めて彫りたいと思います。


佳き出会いがあった2日間、ありがとうございました。







2015年5月6日水曜日

風の予感展を終えて



4名の作家による「風の予感展」無事終了いたしました。

心地良い風が吹く「galleryらふと」で、yagateで出会った皆様に再びお会いすることができてとても嬉しかったです。

「工房からの風」第一回ミーティングを終えた4月初旬、秋に開催される展覧会をどのような場にしたいのか真剣に考えました。

自分の心に本当に響いたものをつくり、10月の展覧会で観てもらいたい。

そんな想いが強くなっていきました。

「風の予感展」に向けた作品づくりは「形にしたいもの」に近づいている何かがありましたが、

心の中に小さな迷いがそれと同時に生まれたことを感じていました。


そして今回の展覧会に在廊した際、ディレクターの稲垣さんにお会いし、いろいろお話を伺い、
未完成だったある彫像を見てもらったことをきっかけに、
僕の中に長いことかかっていた靄が晴れ、気持ちの良い風が通り抜けました。

それを、展覧会に向けて作っていきたいと思います。

「yagate」という屋号から「Jun Osumi」として。


2015年4月28日火曜日

うれしいこと


先日、「工房からの風」への出展が決まったことを知った酒寄さん(さをり織り作家)から、とても嬉しい電話とそのことをブログに書いてくれました。

自分のことのように喜んでくれる彼の言葉一つ一つが、とても染みました。

ものづくりを通して酒寄さんと共有した時間、どこかに自分をわかってくれている人がいる、その存在って心強くとてもありがたいなと思うのです。

酒寄さんの秋の個展 また何かできるかもしれません。楽しみだな。

2015年3月16日月曜日

キトピロ

昨年の夏、静岡に向かう途中で道の駅に立ち寄りました。

そこで、偶然、行者にんにくの苗を見かけ、北海道にいた頃の記憶が蘇り懐かしくなりました。

せっかくだから苗を買い、家のそばに植えました。

毎日、欠かさず水をあげ、暑さを乗り越えた苗。

涼しくなった秋の中頃、苗の異変に気がつき、少しずつ元気がなくなり始めて枯れてしまいました。

そこに在ったはずの姿は跡形もなく、最初から何もなかったかのようないつもの景色。

やっぱりここでは無理だったのかなと思っていました。

それが最近、庭で雑草と入り混じって、雰囲気が少し違う植物が生えているのを見つけました。
よく見てみると、そこは昨年行者にんにくの苗を植えた場所でした。

「おおぉ!」 と驚きつつも、生命の持つ力に感動しました。

見えなかった土の下で生命が在ったんだね。

そこで育んだものが、いくつもの小さな芽を出していました。


妻の協力があって、土の中で大切にしたいことを育んできた時間。

ここ最近になって、ようやく僕も土から芽をだしていきたいと思えました。

心の器から、想いが僅かだけれど溢れたのを感じ始めたからです。

彫った木を通して、想いやそこに在った幸せな時間、届けられたらいいなと思います。









2015年3月6日金曜日

手紙

今年の1月、さをり織り作家 酒寄剛史さんからの依頼で、展示会用の「特別なコート」に合わせるボタンを作りました。
展示会は終わってしまいましたが、完成したコートの写真と手紙を酒寄さんが送ってくれました。

写真を見ながら、酒寄さんいいもの創るなぁ~と惚れ惚れ。
そんなコートに僕のボタンを使ってもらえて、ありがたい。

そのコートは、吉祥寺の「Dear Moon」さんにお嫁入りしました。

僕はまだお会いしたことはありませんが、酒寄さんのコートを迎えた気持ちが書かれたDear Moonさんのブログを読んで、コートも幸せだなぁと思いました。

酒寄さんのものを作る気持ちが伝わって、たどり着いた場所なんだね。










2014年12月16日火曜日

屋久島の木たち

屋久島の森の旅人 健太さん奈央さんから屋久島の木たちと牙が届きました!

黒っぽい木が、まだ学術的に解明されていない炭化したnociw wood(健太さん命名)

「ジュンくんならきっとこの木たちを活かしてくれると思い、あと、屋久島の木の素晴らしさを体験して欲しい」と、健太さんが、山桜、栂、檜、屋久杉も入れてくれました。

 屋久島の木霊たち、ここまで来てくれてありがとう。


健太さんと奈央さん、ありがとう!





2014年7月3日木曜日

旅を終えて



カナダにいる間、僕の木彫りを手にした方からの感動のメールを頂いたり、前から欲しかったと鎖彫りを購入してくださった方の話を聞いたり、早く日本に帰って彫らなきゃと嬉しい気持ちでいました。

そして、僕はとても勇気付けられました 。



カナダの旅は、僕が10数年前から持ち続けた夢であり計画でした。

どうしても会いたい人たちがいて(ファーストネーション、イヌイット)、自然や動物、土地に惹かれて、そこに深く関われる仕事をしたいとずっと思っていました。
その時にはまだ、木彫りにも出会っていませんでしたが、強い思いだけはずっと僕の中にありました。

木彫りに出会ってからは、これがどこかでそこに通じる道だと信じて、とにかく必要であると思うことは師を求め学び続けてきました。

そして、今年に入り一つの機会が巡ってきました。

あるファーストネーションのアーティストが、僕に会ってくれるとのことでした。

ぼくにとっては、本当にベストのタイミングでした。
ここ数年ある一つの問いが、木を彫りながらずっと僕の中にありました。
人と彫刻との関わり、どのような役割を担っていたのか。

それを、尋ねてみたかったのです。

僕は、急遽、カナダへ行くことを決めました。

結局、そのアーティストには会えませんでした。
その方の仕事がものすごく多忙な時期に入ってしまったことや、僕のタイミングが合わず。
が、ずっとこの旅のサポートをして下さったヒロさんのおかげで、幸運にもあるトリンギット族のアーティストに会うことができました。 UBCの博物館で、その方の作品にとても惹かれていたので、出会えたときは本当にうれしかったです。


さらに幸運だったのは、その方の個展と重なり滅多に見ることができない作品をこの機会に観れたことでした。心の奥底でグッと惹かれる、UBCの膨大な作品数の中、この方の作品に足が止まって惹きつけられた。この感覚はどこからやってくるのか。

人の多さに圧倒されつつ、最後の最後で、そのアーティストに質問することができました。
僕のつたない英語にも関わらず、真剣に耳を傾け聞いてくれました。

彫刻する上で、最も大切なことは何ですか?

自分たちの歴史、文化、精神、あらゆることを学び続けなさい。
そこから生まれ出てくるものが何よりも大切なことだよ。

A ture artist learns foever


これから製作開始です!









 






2014年4月16日水曜日

ひとりごと

先日、根付師の齋藤先生から、デッサンやそれに取り組む姿勢について、お叱りをうけ自分のことを見つめ直す機会を得ました。

結論から言いますと、僕は齋藤先生に甘えていたんだなと気づきました。

8年前、僕は木彫りの師である幸次さんとの数年間の時間の中で、僕自身がこれから作っていきたい核心のようなものを見つけました。

それを形にするにはどうしたらいいのか。
そんな時に、齋藤先生の造形に出会い深く感動しました。
それから 1年間、その核心を形にするため何が必要なのか自分自身に問いかけ、齋藤先生の門を叩きお願いをしました。

「先生の下で、勉強させて下さい!」
何がなんでも先生の下で学びたいという強い気持ち、言葉はたどたどしかったですが、僕の話を聞いて下さいました。

先生は僕の気持ちを汲み取って下さり、技術ではなくものを作る上で土台となってくれる力、
デッサンを僕に勧めてくれました。


あれから4年、今回先生に送ったデッサンをきっかけに、僕は自分が作ろうとしているものの基礎は学んでいたのだと気づきました。

後は、自分で考えに考え抜いて、ひとつひとつその答えを出していくしかなかったのです。

それを先生に求めてしまっていた自分が恥ずかしくなりました。

そして、先生が何度も言っていたデッサンの真意も少しずつわかり始めました。

先生が言うデッサンは、そのものの本質を見極め自分の中にある「詩」を明らかにし、彫り台に向かう前に360度しっかりそれを頭に叩き込む一つの手段、なのではないかと思いました。

とにかくこれから僕がやっていくことは、一つの作品に対する情熱と自分が得た核心を形にしていくことなのだと思いました。

ひとりごとですみません。


2013年5月15日水曜日

情熱

先日、美洲先生の個展を見に、銀座へ行ってきました。

久しぶりの東京、銀座は車を駐車するのも一苦労しますね。


会場内には、老若男女、新聞に掲載された記事を見て来られたという方。

ここに来ている方と少しでも共有している何かがあるのだなと思うと、
とても不思議な感覚になりました。


僕は会場にいる間ずっと、根付に釘付けになっていました。

一つ一つの作品を前にして、
内側に響いてくるものをしっかりと心に留めておきたかったのです。

故 木彫り師の幸次さんに出会って、僕自身のやりたいことが見え始めました。

そして数年前、
それを実現可能にするにはどうしたらいいのかと動いているうちに、
美洲先生の作品(造形)に出会いました。

 

今年、70歳を迎えても尚根付の可能性を探求し続けている美洲先生の根付師としての生き方、創作への情熱を前にして、自分自身の課題であるデッサンに心がポキポキ折れていた僕は、
ここから何とか立ち上がろう 再びそういう気持ちに至りました。


個展前に、パトス(ギリシア語で情熱)という冊子で美洲先生が語った中に印象に残った言葉があります。

「わたしの心の師である葛飾北斎は、九十歳になって、「ようやく本物が画けると思うようになったからもう少し生かしてくれ」と言ったそうです。これこそまさに情熱ですよね」


やりたいことに向かって、まずはデッサンの楽しさをみつけようと思いました。