今年の2月、酒寄剛史さん(さをり織り作家)とようようさん(羊毛作家)の2人展で披露された
「特別なコート」
その特別なコートに合わせるボタンを僕は鹿角で作りました。
そのコートが辿りついた場所は、吉祥寺にあるお店
「Dear Moon 」さんでした。
「特別なコート」への想いが綴られたDear Moonさんのブログを拝見してから、僕はずっとオーナー夫妻に会ってみたいと思っていました。
そして、先日のクラフトフェア松本に、Dear Moonの中嶌さんご夫妻が
会いに来て下さったのです。
しかも、写真でしか見たことのなかったあのコートを連れて。
そしてそのコート着させてもらい、羊毛の感触や織り手の想いを感じて、
何だかとても嬉しくなりました。
中嶌さんご夫妻にお会いできたこと、
コートを実際に見て着られたことだけでもすごく嬉しいのに、
さらに、サプライズプレゼントがありました。
それは、「魔法のコート」と書かれた一冊の本でした。
中嶌さんご夫妻が、僕たち作り手のためにこの本を作ってくれたのです。
その本の中身は、特別なコートを着た方たちの笑顔。
僕の知らなかった笑顔。
1ページ、1ページに書かれた中嶌さんの想いのこもった言葉たちに、
僕は励まされました。
そして僕は心が動くとき、ある人の言葉を思い出します。
”例えば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろう。
もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えよう。
写真を撮るか、もし絵が上手かったらキャンパスに描いて見せるか、
いややっぱり言葉で伝えたらいいのだろうか・・・
いいや、それは自分が変わってゆくことだ。
その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことなんだ。”
僕もそんな風に伝えられるようになっていきたい。